「こんな施設があります」
知り合いがチラシを持ってきて、目を留めた。「フリースクール」と書いていて、不登校の問題を感じていた僕の興味をひく。
「見学は可能でしょうか??」と、電話をかけてOKだったから、仕事中に視察しにいった。
1. 森の寺子屋見学
森の寺子屋が住所に着いて、驚いた。本当にお寺だ。びっくり。
中に入ると、住職の佐藤さんとスタッフの方がいた。「こんにちわ~」と爽やかな笑顔で迎えてくれる。いい人だった・
一緒にお昼を食べながら、どのような活動をしているのかを聞いた。その前にまず、僕の自己紹介。
不登校に興味があって、フリースクールにも興味がある。フリースクールの運営に興味があるんだか、ないんだか、人の多い場所に毎日通うという形が苦手だったから、フリースクールという業態に惹かれた。
1-1. ぶらっと散歩
周りには竹が広がっていて、たけのこもあった。一緒にタケノコを収穫して、不登校の子どもも収穫する。
お寺の中は広くて、子どもがゆっくりとくつろいだり、一緒に遊んだり、僕と言う他人がいても近くにいたくなければ遠くで過ごせばいいし、別の部屋で過ごせばいい。
物珍しさで見たいなら、距離をとって接するという、*ゾーニング*がはっきりしていていい。
お寺は広くて、子どもたちがのびのびと暮らしていた。
ゾーニング フィンランドの図書館で使われている、おしゃべりしたい人、静かに本を読みたい人はここというように、利用者の用途・種類ごとに場所をはっきりと分けることで、利用者のそれぞれのしたいことを満たす空間の設計。
2. 不登校ってなんやねん
お寺で過ごす子どもを見て、いいなって思った。この子たちは、文部科学省の定義では不登校って言われる。けど、その言葉のネガティブさとは程遠いほど、子どもたちは楽しく生きていた。
それは、苦しくても必死に学校に通うみたいに、無理をすることよりもいいんじゃないかとさえ思う。成長って人それぞれ違うから、大切な時期に無理をすると、いいこともよくないことも吸収しやすいし、変化しやすい。
佐藤さんに聞くと、「お寺は元々、人生について考え直すところ」だという。大人も子供も、フリースクールに関わって、僕も人生について考えさせられた日。たけのこも美味かった。
気仙沼の方も、ぜひ、不登校のお子さんがいたら通わせてみたら?というおすすめのフリースクール。
