子の奇行を自分以外に帰属するばかな親

自分の子をネガティブに、他人に言いふらす親。

最近、社会人なるものを体験しているが、このような親とよく遭遇する。

確証バイアスかもしれないが、そのような人の家系は勤め人としてのみ優秀で、所詮勤め人の分際でプライドが高い。

僕もそのような一族であるのだが、僕自身劣った存在として扱われてきたから、そのような親への嫌悪はとてつもない。

そのため、今回はそのような人間について書く。

1. 子の気持ちを見れないバカ親

最近、会社を上司からのセクハラでやめ、フリーターをしている僕だが、「子をネガティブに言う親」に会う。

これはどこの世界にでもいるもので、僕の父が僕をけなし、笑い話として職場の同僚にいっており、「バカ息子」と大人の前で嘲笑された。

このように、子を悪く言う人は一定数おり、今回もいた。

その人曰く、自分の娘が不登校になり、高校をやめて一時は家を出て姉の一人暮らしの元に転がりこんだということ。

そのことに対して「不登校の親は大変..」だとか、「苦しんだわ、困った子ども」的な主観を聞いた。

これを聞いて僕は、こいつ馬鹿だなと思った(言葉悪いけどすみません)。

2. 心理学で見立てる

僕は心理学をひとかじりしたことがあるから、多少の見立てをする。

まず、不登校になるのはその子だけの責任ではない。

気質もあるが、それはそもそも親の遺伝子なのだから、子どもの気質にあった環境を調整することも親の役割の癖に、多くの親は決まったレールを歩かせようとしてそれができない子どもを見てけなす。

一方、子どもに合った環境を調整できる親もいて、早成の天才はそこに恵まれている。どんなに学校で不適応を起こしても家族がそれを受け入れ、できることを見る。

また、子どもが不適応を起こすのも、親が「親」として機能していないことが原因である。

母親が子供にとって威圧的な存在、過干渉、意見を尊重しない親なら、子どもは集団で潰れてしまう。

一方、その人は「困った子」として娘を捉え、自分には一個も責任がないように振る舞う。

また、家を出て姉の一人暮らしの部屋に飛び込んだ娘を、「よっぽどあっちの暮らしがよかったのね、田舎は窮屈だし」と、呑気に言っていた。

いや、それはおそらく違う。

家から飛び出して姉の家にいったのは、家の居心地が最悪だからではないだろうか。親として機能していない親が近くにいると、子は個をつぶされる。心がはち切れそうになる。

そのため、おそらく親からの逃避であろう行動の原因を、自分でなく「田舎」や「姉が住んでいた土地の良さ」という外的に帰属しているあたり、この人は自分の子供の気持ちを読み取る力が欠如していると考えられる。

このように、優しい先輩なのだが、僕自身親からの言動のトラウマが深いため、このような人間を見ると非常にいらだつ。

3.そのような人間との付き合い方

まず、そのような人を見た時に、心理学の視点でもう一つ考えなければならないことがある。

それは、その人もそのようなくそ親に育てられたという可能性である。

くそというものは環境的に遺伝する。

そのため、そのヒトも過去に親から傷つけられてきた経験があり、それを子育てで再現してしまったという見方もできる。

一方、親からの傷つきを抱えているもの同士の相性は、同性同士で相性が悪い。

そのため、その人と僕は、物理的な距離は近いが、心理的な距離をとろうとは思う。

不安定な愛着を持っているが、他人に媚びず、心理的に距離をとりすぎず、心も過剰に開かず、相手も質問によって開かせすぎないように、今後の人間関係を心がけていく。

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